上場企業 資本金額ランキング
資本金は株式会社の会社設立にあたり株主が払い込んだ金銭であり、会社法で規定されています。
出資や増資においては払込資金の1/2以上を資本金とすることが要求されていることから、
資本金が多い会社はそれだけ株主が払い込んだ資金が多いということになるため、資本金の大小は一般的に会社の信用力を表すとされています。
今の会社法が施行される前、旧商法の時代には株式会社の資本金は最低1,000万円以上であることが求められていましたが、
会社法では最低資本金制度が廃止され、1円設立なども可能になりました。
資本金は会社の現金や留保金(儲けを貯めている金額)とは無関係であるため、投資家や債権者の立場でみると資本金の額自体をそれほど意識する必要はないかも知れません。
それでも、許認可事業によっては最低資本金が規定されていたり、目安とはいえ伝統的な大企業と呼ばれる会社は相応の資本金を詰んでいることが多いことから、会社の立場からすると資本金の額は重要です。
他方で、資本金の額は税制上の基準値とされることも多く、資本金が大きくなると税金も増えることから、政策的理由から意図的に資本金を小さくしている会社も存在します。 特に資本金が1億円超の法人に対しては外形標準課税と呼ばれる事業税のルールが適用され、対象法人には通常は所得(利益)に対してのみ課される事業税の一部が付加価値と資本金を基準とした「外形」によって課税されます。 外形標準課税が適用されると赤字でも事業税を支払う必要があるため、この適用を回避するために資本金を1億円以下としている法人も少なくありません。
ここでは資本金が多い上場企業50社と資本金1億円以下の上場企業をリストアップしてみました。
資本金トップ50の上場企業
上場企業の中で資本金が多い上位50社の一覧です。資本金額は1億円単位で表示しています。
資本金1億円以下の上場企業
資本金が1億円以下の上場企業は全部で334社あります。 資本金額は1円単位で表示しています。