長瀬産業株式会社(8012)のセグメント情報

有価証券報告書-第110期(2024/04/01-2025/03/31)に基づく長瀬産業株式会社のセグメント情報を掲載。

報告セグメントの概要

1 報告セグメントの概要
 当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 当社は、各事業におけるバリューチェーンでの位置付けと、主たる担当業界を基礎として報告セグメントを区分しており、バリューチェーンの川上に位置する「機能素材」セグメント、次の段階にポジションを置く「加工材料」セグメント、主たる担当業界で機能を発揮する「電子・エネルギー」セグメント、「モビリティ」セグメント、「生活関連」セグメントの5つを報告セグメントとしております。

 報告セグメントごとの主な取り扱い商品・製品および提供するサービスは次のとおりであります。

 「機能素材」セグメントは、塗料・インキ、顔料・添加剤関連、樹脂、ウレタンフォーム、有機合成、界面活性剤、エレクトロニクスケミカル、情報印刷関連材料、通信機材、水処理関係、金属加工、樹脂/フィルム加工、文具、機能性フィルム・シート、衛生材料等の業界に対して、主な商品として塗料・インキ、染料、顔料、添加剤、加工顔料、分散体、機能性色素、感熱紙材料、トナー・インクジェット材料、接着剤用原料、ウレタン原料・副資材、樹脂原料、樹脂添加剤、油剤原料、水処理関連原材料、界面活性剤原料、フッ素ケミカル、封止材原料、5G関連素材、シリコーン原料、環境ソリューション・環境関連商材、焼結金属フィルター、導電塗料等を販売しております。

 「加工材料」セグメントは、OA機器、家電、電機電子、携帯電話、ゲーム、パッケージ、コスメティック、建材等の業界に対して、主な商品として熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、合成樹脂製品、樹脂成形機・金型等を販売しております。

 「電子・エネルギー」セグメントは、半導体、電子部品、AR/VR、環境エネルギー、3Dプリンティング、重電・弱電、HDD、車載・航空機関連、ディスプレイ、タッチパネル、住宅、照明、再生エネルギー、大型商業施設等の業界に対して、主な商品として変性エポキシ樹脂、フッ素製品、精密研磨材料、半導体アセンブリ材料および装置、接着・封止材料、ディスプレイパネル用部材および装置、ディスプレイ製造工程用薬液管理装置、低温・真空機器、液状態分析装置、LED、3Dプリンティング関連商材、太陽光パネル等を販売しております。

 「モビリティ」セグメントは、モビリティ全般および関連業界に対して、主な商品として合成樹脂全般、二次電池用素材、内外装用素材、機能部品用素材、電動化用製品、センサー部品、車内エレクトロニクス用製品、車載ディスプレイ関連部材、自動運転用製品等を販売しております。

 「生活関連」セグメントは、医薬、食品・飲料、化粧品、農業、トイレタリー、ヘルスケア等の業界に対して、主な商品として医薬原料、研究用試薬、診断薬、食品素材、食品添加物、酵素等加工助剤、スポーツニュートリション、プレミックス、化粧品原料、化粧品添加物、界面活性剤、農業・水産・畜産関連材料を販売しており、主なサービスとしてエンドトキシン除去、放射線測定を提供しております。また、最終消費者に対して、化粧品、健康食品、美容食品等を 販売しております。

報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」
における記載と概ね同一であります。
 報告セグメントの利益は、営業利益であります。セグメント間の内部収益および振替高は市場実勢価格に基づいております。

 当連結会計年度より、報告セグメントの業績をより適切に反映させるために、全社費用の配賦方法を変更しております。なお、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の配賦方法に基づき作成したものを記載しております。

 また、固定資産については、報告セグメントに配分しておりませんが、関連する費用については合理的な基準に基づき、該当するセグメントに配分しております。

セグメント別財務情報

項目 単位 機能素材 加工材料 電子・エネルギー モビリティ 生活関連 全社(共通) 全社・消去 報告セグメント その他 事業セグメント合計 調整額
外部顧客への売上高 (百万円) 153,746 210,627 161,315 132,091 287,079 - - 944,860 101 944,961 -
セグメント間の内部売上高又は振替高 (百万円) 1,215 783 2,221 2,028 491 - - 6,740 7,046 13,787 -13,787
売上高 (百万円) 154,962 211,411 163,536 134,120 287,570 - - 951,601 7,147 958,749 -13,787
全事業営業利益又は全事業営業損失(△) (百万円) 9,213 6,684 12,302 4,238 3,423 - 2,443 35,862 239 36,102 533
資産の部 (百万円) 123,699 110,117 84,961 68,727 262,916 - 211,926 650,422 3,824 654,246 -58,029
減価償却費 (百万円) 762 778 1,997 228 7,713 - 3,781 11,479 68 11,548 -
のれん償却額 (百万円) 151 - 57 - 2,513 - - 2,722 - 2,722 -
減損損失 (百万円) - - - - 1,173 - - 1,173 - - -
持分法適用会社への投資額 (百万円) 2,685 1,011 2,765 1,425 3,533 - - 11,422 122 11,544 -3
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 (百万円) 1,269 1,291 2,811 677 3,987 - 5,733 10,037 439 10,476 -
研究開発費 (百万円) 779 620 2,242 165 1,881 34 - - - - -
設備投資額 (百万円) 1,269 1,291 2,811 677 3,987 - - - 6,172 - -
従業員数 pure 904 1,151 1,514 335 2,423 818 - - 339 - -
のれんの未償却残高 (百万円) 1,819 - 382 - 23,198 - - 25,400 - 25,400 -