レジル株式会社(176A)のセグメント情報

有価証券報告書-第31期(2024/07/01-2025/06/30)に基づくレジル株式会社のセグメント情報を掲載。

報告セグメントの概要

1 報告セグメントの概要
(1) 報告セグメントの決定方法 当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。 当社グループは、本社に製品・サービス別の事業本部を置き、各事業本部は取り扱う製品・サービスについて包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。 従って、当社グループは事業本部を基礎とした製品・サービス別セグメントから構成されており、「分散型エネルギー事業」、「グリーンエネルギー事業」及び「エネルギーDX事業」の3つを報告セグメントとしております。
(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類 「分散型エネルギー事業」は、マンションの居住者及び共用部の電気料金を低減する「マンション一括受電サービス」と、同サービスに加え顧客マンションに初期費用無料で太陽光発電設備、蓄電池、EV充電設備を導入し、既築マンションの災害発生時の防災対策を高度化する「マンション防災サービス」を展開している弊社の基幹セグメントです。サービスの期間は初回時は10年~15年単位、以降契約期間満了後は2~3年での更新となっております。ただし、契約更新時にはほとんどの顧客が更新しており、離脱率0.1%未満とリカーリングビジネスとして当社のキャッシュフローに貢献しております。 「グリーンエネルギー事業」は、顧客企業及び当社グループの他事業に対し電力を供給するものです。顧客及び当社グループのニーズに対し再生可能エネルギーの供給も行っており、実質を含む再生可能エネルギーの利用比率支援を事業の目標(※1)とし、カーボンニュートラルの推進に貢献すべくサービスを展開しております。 「エネルギーDX事業」は、エネルギー関連企業のバックエンド業務のDXを支援する事業となっており、具体的には、顧客管理から基幹業務、データ連携、さらには高圧設備の保安までの統合ソリューションを提供しております。また、バックエンド業務を受託するだけでなく、顧客のバックエンド業務自体の効率化や改善活動を担うことや、顧客接点を増やす仕組みとサービスを提供することで、当サービス導入企業における経営資源配分の最適化を支援することで更なる収入機会を提供し、コスト合理化による収益改善に貢献しております。なお、当ビジネスはBPaaS(Business Process as a Service)(※2)形態によって提供しております。 (※1)法人顧客向けに供給を行う電力について、当連結会計年度末時点で全件を実質を含む再生可能エネルギーとしております。 (※2)BPaaS(Business Process as a Service)とは、SaaSにおける“ソフトウェア”が“ビジネス・プロセス”に置き換わっているように、業務プロセスそのものを提供するサービスを指す。当社グループではクラウドサービス及びBPOで提供。

報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のために採用される会計基準に準拠した方法であります。 報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。

セグメント別財務情報

項目 単位 分散型エネルギー グリーンエネルギー エネルギーDX 全社(共通) 報告セグメント 調整額
外部顧客への売上高 (千円) 26,823,989 18,562,909 1,260,855 - 46,647,755 -
セグメント間の内部売上高又は振替高 (千円) - 3,558,046 712,156 - 4,270,202 -4,270,202
売上高 (千円) 26,823,989 22,120,955 1,973,012 - 50,917,958 -4,270,202
全事業営業利益又は全事業営業損失(△) (千円) 2,875,081 2,405,891 308,384 - 5,589,357 -2,372,209
資産の部 (千円) 16,134,427 5,635,293 958,259 - 22,727,981 4,335,418
減価償却費 (千円) 997,698 34,984 47,123 - 1,079,806 72,090
のれん償却額 (千円) 53,295 - - - 53,295 -
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 (千円) 8,249,549 8,040 33,599 - 8,291,190 65,920
のれん (千円) 2,078,510 - - - 2,078,510 -
平均臨時雇用人員 pure 17 6 59 11 - -
従業員数 pure 67 62 26 63 - -