株式会社新日本科学(2395)のセグメント情報

有価証券報告書-第52期(2024/04/01-2025/03/31)に基づく株式会社新日本科学のセグメント情報を掲載。

報告セグメントの概要

1.報告セグメントの概要
 当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、最高経営責任者(CEO)が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
 当社は、医薬品開発のプロセスをもとに事業単位を構成しており、「CRO事業」、「トランスレーショナル リサーチ事業」、「メディポリス事業(社会的利益創出事業)」及び「米国不動産事業」の4つを報告セグメントとしております。
 「CRO事業」は、主に製薬企業等の委託者により創製された被験物質について、実験動物や細胞・細菌を用いてその有効性と安全性を確認する事業であります。「トランスレーショナル リサーチ事業」は、経鼻投与製剤等の開発、大学あるいはバイオベンチャー、研究機関などにおける基礎研究から派生してくる有望なシーズ技術や新規物質を発掘して、医薬品などの評価・承認に必要な非臨床試験や臨床試験を行いながら、基礎理論を臨床の場で実証することにより、付加価値を高めて事業化する事業であります。「メディポリス事業」は、宿泊施設運営及び地熱発電事業であります。「米国不動産事業」は、米国子会社SNBL USA, Ltd.が保有する敷地内に建設した多目的産業用ビルを賃貸する事業であります。なお、「米国不動産事業」は、事業の重要性が高まったため、前連結会計年度から遡及し、報告セグメントとして新たに区分表示しております。この変更により、前連結会計年度の「その他」のセグメント資産および有形固定資産及び無形固定資産の増加額が3,520,873千円減少しており、「米国不動産事業」、「トランスレーショナルリサーチ事業」、「CRO事業」の同項目がそれぞれ2,789,848千円、726,486千円、4,540千円増加しております。前連結会計年度の「CRO事業」のセグメント間の内部売上高又は振替高が、26,155千円減少し、「トランスレーショナルリサーチ事業」の同項目が同額増加しております。前連結会計年度の「CRO事業」のセグメント利益が、24,360千円増加し、「米国不動産事業」、「トランスレーショナルリサーチ事業」のセグメント損失が、それぞれ20,150千円、4,210千円増加しております。

報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項における記載と概ね同一であります。
 報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
 セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。

セグメント別財務情報

項目 単位 CRO事業 トランスレーショナルリサーチ事業 メディポリス事業 米国不動産事業 全社(共通) 報告セグメント その他 事業セグメント合計 調整額
外部顧客への売上高 (千円) 31,514,523 54,161 470,398 45,980 - 32,085,063 328,743 32,413,807 -
セグメント間の内部売上高又は振替高 (千円) 80,587 - 94,536 - - 175,124 1,461,538 1,636,662 -1,636,662
売上高 (千円) 31,595,111 54,161 564,934 45,980 - 32,260,188 1,790,281 34,050,470 -1,636,662
全事業営業利益又は全事業営業損失(△) (千円) 7,257,733 -3,680,520 -422,318 -60,500 - 3,094,393 -26,611 3,067,781 -82,566
資産の部 (千円) 43,916,452 3,114,273 2,087,360 6,223,891 - 55,341,979 3,046,649 58,388,629 34,027,878
減価償却費 (千円) 1,956,418 51,592 182,550 43,294 - 2,233,856 262,998 2,496,854 -
のれん償却額 (千円) 74,741 39,497 - - - 114,238 - - -
持分法投資利益又は損失(△) (千円) 3,512,519 - - - - 3,512,519 663 3,513,182 -
減損損失 (千円) - 25,982 - - - 25,982 52,150 - -
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 (千円) 7,731,073 216,781 68,983 2,973,302 - 10,990,140 400,443 11,390,584 -
設備投資額 (千円) 7,731,073 216,781 68,983 2,973,302 - - - - -
研究開発費 (千円) 407,926 1,813,699 - - - - - - -
従業員数 pure 1,146 44 25 0 179 1,215 42 - -
平均臨時雇用人員 pure 282 2 17 0 25 301 11 - -
のれん (千円) 1,289,286 594,943 - - - 1,884,230 - - -